こんにちはこんばんは!きりぽん🍢(@KiritanLab)です。今回はRX6600XTを搭載したグラフィックボード「SAPPHIRE NITRO+ Radeon RX 6600 XT GAMING OC 8G GDDR6」をSAPPHIREさまよりお借りしましたのでレビューしてみました。また比較対象としては少し違う気もしましたがRTX3060Tiとベンチマークの比較もしてみました。
きりぽん
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RX6600XTのレビュー動画
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製品の質感などはYouTubeにアップした動画を見て頂けたら伝わりやすいと思います。なおアップロードする際に古い動画を手違えで上げてしまいFFベンチの注釈部分に間違えがありますがご容赦ください。
きりぽん
RX6600XTのスペック
早速開封と行きたいところですがまずはRX6600XTのスペックから簡単に解説してみたいと思います。知っている方も多いと思いますがRX6600XTは8月12日に発売した製品です。特徴としてはフルHDでゲームするユーザー向けの仕様でレイトレーシングやスマートアクセスメモリにも対応(一応)してます。
RX6000シリーズのスペック比較表
GPU | RX6600 | RX6600XT | RX6700XT | RX6800XT |
---|---|---|---|---|
アーキテクチャ | RDNA2 | RDNA2 | RDNA2 | RDNA2 |
プロセス | 7nm | 7nm | 7nm | 7nm |
コンピュートユニット | 28基 | 32基 | 40基 | 72基 |
シェーダー数 | 1,792基 | 2,048基 | 2,560基 | 4,608基 |
RTコア数 | 28基 | 32基 | 72基 | 72基 |
テクスチャーユニット | 328基 | 272基 | 184基 | 288基 |
ROPユニット | 64基 | 64基 | 64基 | 128基 |
Infinity Cache | 32MB | 32MB | 96MB | 128MB |
ゲームクロック | 2,044MHz | 2,359MHz | 2,424MHz | 2,015MHz |
ブーストクロック | 2,491MHz | 2,589MHz | 2,581MHz | 2,250MHz |
VRAM容量 | 8GB | 8GB | 12GB | 16GB |
VRAMタイプ | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 | GDDR6 |
VRAM転送レート | 14Gbps | 16Gbps | 16Gbps | 16Gbps |
VRAMバス幅 | 128bit | 128bit | 192bit | 256bit |
VRAM帯域幅 | 224GB/s | 256GB/s | 384GB/s | 512GB/s |
TBP | 132W | 160W | 230W | 300W |
公式価格 | 329ドル | 379ドル | 479ドル | 649ドル |
発売開始時価格 | 56,100円~ | 54,780円~ | 73,700円~ | 87,980円~ |
スペックとしてはこんな感じになってます。個人的に気になる部分はVRAMが上位モデルよりかなり制限されているところです。VRAMの容量は6700XTが12gbに対して6600XTは8gbと少なくなりバス幅も192bitから128bitとなりスペック上ではかなり制限されているように感じました。
SAPPHIRE製のRX6600XT搭載グラボ
ちなみにRX6600XT搭載のSAPPHIRE製グラボはコスパモデルのPULSEと、ファクトリーOCモデルのニトロプラスの2つのモデルがあります。
スペック的にはニトロの方がブーストクロックが14MHz高いのとTDPが10ワット高くなってます。 外観でいえばニトロはLEDがついていて高級感がありシルバー系のケースに合いそう。 PULSEはシンプルデザインでブラックを基調としたケースに合いそうだと感じました。RX6600XTを開封
前置きが長いのも良くないので、6600XTの開封をしてまずは外観を確認したいと思います。
まず初めに思ったことは、届いてから段ボールを開けて商品の箱を手に取ってみてめちゃくちゃ小さいと感じました。
お借りする前に現在使っているケースに入るかサイズを確認した時は分かりませんでしたがかなり小さいです。RTX3060Tiの箱と比べてみるとRX6600XTの外箱はかなり小さく感じます。 箱を開封すると本体が保護袋に入ってました。ちなみにお借りしているものだからかもですが同梱している付属品はなくシンプルな梱包でした。 とりあえず開封は終わりましたので続いて外観を見てみましょう。 正面のデザインはブラックメインでシルバーのパーツがアクセントになりすっきりとしたデザインになってます。 正面部分はプラスチック製ですが中央にはキューブ上の型押しみたいな加工が施されててデザインに少しこだわりを感じました。 ファンは冷却効率を上げるために左右が逆に配置されたデュアルファンになってます。 続いては背面を見てみましょう。背面は金属製のバックプレートが付いていて個人的にとても好きな感じでした。シルバーを基調にしてブラックのスリットが入ったようなデザイン。バックプレートの右側は冷却効率を上げるために大胆にカットされフィンが見えるようになってるところも良いと思います。 次は側面を見てみましょう。側面は全体的にシルバーメインの色合いになってます。 左にはラデオンのロゴが印字され中央にはSAPPHIREのロゴが入ったARGB対応のLEDが搭載されてます。 また上部左側にはBIOS切り替えスイッチ、中央にはLEDを同期させるための3ピンの端子と8ピンの補助電源コネクタも配置されてます。 そして画像では判別するのは難しいですがPCIeはx16ではなくx8で動作するようになっているみたいです。どうやら半分はGNDにつかなってるみたいで見せかけだけのためについている感じっぽいですね~ 続いてはあまり目に付くところではないのですが筐体末端の部分も少し見てみたいと思います。ケースに入れたら全く見えない部分ですがこの部分もちゃんと作りこまれてる感じがしますね。 外観の確認の最後に出力ポートを確認しておきます。ポートは左からDP、DP、HDMI、DPの4つとなってました。 それから忘れてしまいそうでしたがこのグラボのサイズは長さが240mmで奥行が119.25mmで厚みが44.82mmの2.2スロット占有となってます。 一応ですが現在使っているRTX3060Tiとサイズの比較してみると長さが45ミリ、奥行が4.75ミリ、厚みが13.18ミリ短くなるので一回り小さいといった印象を受けました。 また重量も比較してみると3060Tiは989.1グラムに対して 6600XTは621.3グラムと368グラムも軽かったです。6600XTをケースに組み込み
サイズや重量はこれくらいにしておき6600XTをケースに入れてみたいと思います。
こうやって実際に組み込んでみるとかなり余裕がありますね。ホワイト系のPCでは少しミスマッチ感があるのでダンケースみたいな小型でシルバーのケースに入れてみたいなんて妄想してしまいました。 組み込みも終わったので電源を入れてみましょう。スイッチを押すと無事に起動してLEDがレインボーに光りだしました。ベンチマーク検証機の構成
という訳で次はベンチマークを取ってみたいと思います。では、まずはベンチマークを検証する機材を簡単にご説明しておきたいと思います。
パーツ | 型番 |
---|---|
CPU | AMD Ryzen 3 3300X BOX |
GPU | SAPPHIRE NITRO+ Radeon RX 6600 XT GAMING OC 8G GDDR6 |
GPU | GK-RTX3060Ti-E8GB/WHITE |
メモリ | Corsair VENGEANCE RGB PRO 3200MHz 8GB x2 |
マザーボード | B550I AORUS PRO AX [Rev.1.0] |
モニター | GIGABYTE G34WQC |
CPUはRyzen3 3300Xの定格、メモリはCorsairのVENGEANCE16GB 3200MHz、マザーボードはGIGABYTEのB550I AORUS PRO AXとなります。
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Smart Access Memoryの設定
では早速ベンチマークと行きたいところですが、まずは最新のドライバをインスコしてから、6600XTのスマートアクセスメモリの機能を使えるようマザーボードのBIOSを更新します。
「Above 4G decoding」を有効に「Resizable BAR」をAutoに
ブートのメニューから「CSMサポート」を無効にしておきます。
正しくセッティングできるとAMDソフトウェアのパフォーマンスメニューのスマートアクセスメモリのアイコンが赤く点灯し、GPU-ZでもResizable BARのところがenabledにかわります。
3DMark FireStrike TimeSpy
準備に少し時間が掛かりましたがまずは3DMarkのFireStrikeとTimeSpyを回してみましょう。また今回は少し不釣り合いかもしれませんが6600XTと3060Tiのスコアの比較もしてみたいと思います。まずはFireStrikeの結果がこちら
グラフィックスコアは6600XTが28680で3060Tiが30091という結果になりました。6600XTが3060Tiより5%ほど低いスコアだったのはちょっと驚きました。続きましてTimeSpyも計測してみたいと思います。
TimeSpyのグラフィックスコアは6600XTが9597で3060Tiが11943という結果となりました。比較してみるとFireStrikeでは5%差だったものがTimeSpyでは約20%差という事になりました。ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ
続いてのベンチマークはFF14、暁月のフィナーレを各種試してみたいと思います。
まずはフルHDの最高品質での結果がこちら
FINAL FANTASY XV
続きましてはお馴染みオーライ姉さんで有名なFF15ベンチマークを計測してみたいと思います。まずはフルHDで高品質の結果がこちら。
Smart Access Memoryをオンとオフで比較
ここでちょっと気になったのでスマートアクセスメモリの効果もオンとオフで比較してみたいと思います。
ApexLegends
続いてはゲーム中のFPSをApexLegendsで計測してみたいと思います。
設定はフルHDで低設定にして射撃訓練場で少し動き回ってみました。
ただし6600XTも140FPSを割り込むのは少なかったです。なので高設定でも144Hzモニターならストレスなくゲームできそうな気がします。
フォートナイト
続いてフォートナイトの各種設定をしてFPSを計測してみたいと思います。
ちなみに戦闘中は6600XTが180で3060Tiは206くらいのフレームレートとなりました。
続いては最高設定にしてFPSを見てみたいと思います。 落下中は6600XTは114FPSでアベレージは249、3060Tiは139でアベレージは197となりました。
最高設定にするとなぜか6600XTの方がアベレージが良い結果となりました。
最後に6600XTで試しに最高設定でレイトレーシングをオンにしてみてみました。
結果は20FPS前後で結構厳しい感じでした。簡潔になりましたがベンチマークとゲームの動作確認は以上となります。
RX6600XTのレビューまとめ・評価
それでは記事の最後に今回お借りしたSAPPHIRE NITRO+ Radeon RX 6600 XTのレビューをまとめたいと思います。ありがたいことにSAPPHIREさまよりは内容に関してはご自由にどうぞ、と言っていただけたので、良いと思ったところと微妙だなって思った部分を率直にまとめてみました。
デザインと質感がとても良い
まず良いと思ったところはグラボのデザインと質感がとても良かったです。動画内でも言ってますがシルバー系の小型のケースで新しい自作PCを組みたくなってしまいました。
ワットパフォーマンスが良い
次に良いと思ったのはApexをプレイしているキャプチャ動画を見ながら思ったのですが噂通りワッパが良いと感じました。低設定でプレイしている動画を比較してみると6600XTは約110wなのに対して3060Tiは約150wとなりFPSは20程度しか変わらなかったのにはかなり好印象でした。
静音性が高い
また音量を測定する機材が無かったので計測はしませんでしたが高負荷時のファンの音量もかなり抑えられて温度も70度を超えるのが少なかったのも好印象です。良いと思ったところをまとめるとフルHDのハイフレームレートでゲームをして遊ぶには丁度よく質感やデザインも良い製品だと感じました。
入手性が困難・売り出し価格が高め
そして最後に微妙だなって思った部分は現時点で入手性が困難なのと、このご時世だから仕方ないのですが価格設定がちょっと高めだと思いました。結局は価格の部分が一番気になる所ではありますしできれば4万円台なら猛プッシュしてたと思います~
きりぽん
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